坂本花織を解きほぐした盟友からの「面白ムービー」
「平昌五輪・フィギュアスケート女子・FS」(23日、江陵アイスアリーナ)
初五輪で6位に入った坂本花織(17)=シスメックス=が大会を振り返った。「いつもの5倍ぐらいあった」と緊張して本番に臨んだが“盟友”と言える選手からの贈り物に感謝した。
同じシスメックス所属の三原舞依(18)とはライバルでもあり、リンクを離れれば親友でもある。その盟友から「フリーの前にめっちゃ面白いムービー」が届いたといい、「緊張をほぐしてくれた」と感謝した。
気になる内容は「ナイショです」と、2人だけの秘密になりそうだが、金メダルのアリーナ・ザギトワや銀メダルのエフゲニア・メドベージェワ(ともにOAR)ら、世界の強豪と同じ最終組で滑る坂本の背中を押してくれたことは間違いない。
フリーの演技では3回転ループでステッピングアウトをしてしまうミスが出るなど、ノーミスとはいかなかった。「今はループだけがすごく悔しい。でも、やりきった」と充実感もにじませた。五輪だから緊張したのかと水を向けられると「あ~くっ」と苦笑い。「五輪は長かったようで早かった。メダルを取れるレベルではないので、片手(5位以内)もダメだったけど、一桁はいけたので、とりあえずよかったです」と振り返った。