金のザギトワ、圧巻演技の裏で「両手震えていた」 猛練習を強調「体が覚えていた」
「平昌五輪・フィギュアスケート女子・FS」(23日、江陵アイスアリーナ)
ロシア出身の個人資格選手(OAR)として出場したアリーナ・ザギトワ(15)が金メダルを獲得した。7本のジャンプを全て基礎点が1・1倍になる後半にまとめた上でほぼミスなく演じ切り、フリーは156・65点、SPと合計で239・57点をマークした。ザギトワは「緊張で両手が震えていた」と告白したが、「体が覚えていてくれた」と厳しい練習に裏打ちされたスケーティングで勝ち取った金メダルだったと振り返った。以下、一問一答要旨。
-金メダルを勝ち取った。
「まだ勝ったと完全には理解できていません。オリンピックで優勝したんだと分かるのには、少し時間が必要だと思います。得点を見た時は驚きました。とってもいい驚きでした。緊張にうまく対処できて嬉しいですし、落ち着いて滑ることができました。でも、メダルを手にするまでは勝ったとは思えません」
-演技を振り返って。
「(5段階評価で)4のちょっとプラスだったかな。最初のコンビネーション(3回転ルッツ-3回転ループ)が、後にできましたけどうまくいきませんでしたから。自分自身にもう一度、自分はジャンプの要素を演技中に変えられるんだと証明できたと思います」
(続けて)「練習してきたことをお見せできてうれしいです。コーチと、私たちはとても厳しい練習をしてきたから、ここでベストな演技を見せられました」
(続けて)「競争とは思ってませんでしたけど、ミスをする余裕はありませんでした。そのことは、モチベーションでもあり、心配な点でもありました。両手が震えていましたけど、体が練習でやってきたことを覚えていてくれてました」
-次の目標は。
「私の目標は変わりません。クリーンに滑り、スケートを楽しみ、私のできることを観衆にお見せして、私の気持ちを届けることです」