NHK、3決テレビ欄でもカーリング愛 決勝は25日「そちらに進んでいることを…」
平昌五輪で注目を集めるカーリング女子チームへの思いがあふれたNHKのテレビ欄が話題となっている。24日には日本が英国と対戦する3位決定戦が行われるが、締め切りの都合で前夜に行われた準決勝の結果を受けた文言は入れられず。決勝は25日に行われるため、「日本代表・LS北見がそちらに進んでいることを願います」という祈りが折り込まれた。
テレビ番組欄は、少ない文字数で番組の魅力を紹介することが常識だが、「対戦カードは23日夜8時の準決勝の結果で決まります」、「準決勝は『日本×韓国』『スウェーデン×イギリス』でした」と振り返る珍しい内容となっている。
カーリングは競技時間が長いため必然的に放送時間が長くなる。文章を入れるスペースが広いことも幸いし、「残念ながら準決勝で敗れてしまったチーム同士が最後に銅メダルをかけて、この時間に3位決定戦を戦います」と丁寧に告知。「なお、女子の決勝は明日の朝9時からです」とまで知らせた上で、「日本代表・LS北見がそちらに進んでいることを願います」という勝利への祈りを、担当者は込めていた。
競技中に藤沢五月らLS北見の面々が口にする相づち「そだねー」が話題になり、「そだねージャパン」の愛称も浸透している。準決勝の際もテレビ欄に「そだねー」の文字が躍ったが、「話題のカーリングも残り2試合、そだねー」ときっちりとこの日も末尾に利用していた。
思いのあふれたテレビ欄にツイッターでは「粋」、「相変わらずフリーダムなカーリング女子のNHKのテレビ欄」、「この朝刊の祈りよ…」と好意的な反応が多く上げられている。