カーリング両角友、北京五輪へ前向き発言「戻ってきたい」 敗退後は配慮から慎重姿勢も

 カーリング男子代表として平昌五輪に出場したSC軽井沢クラブのスキップ・両角友佑(33)が24日、NHKの五輪番組に出演し、4年後の北京五輪を目指すことに前向きな姿勢を見せた。1次リーグ8位で敗退が決まった直後には、自分たちを支援してくれる人々に配慮し慎重な発言をしていたが、「自分たちはまたここに戻ってきたいと思っています」と静かに闘志を燃やした。

 チームメンバー5人でNHKの五輪ハイライト番組に出演した両角友は、日本男子としては98年長野五輪以来20年ぶりの出場となった今大会を「実際には自分たちは8位という結果で終わって、20年ぶりにオリンピックという舞台には戻ってきたんですけど、十分な順位だったかどうかは自分たちとしては分からないです」と振り返った。

 その上で、敗退決定後の発言を「4年間競技を続けるということは、4年分、それを支えてくれる方々にお願いをしないといけないので簡単には答えられないというのが、その時の感想だったんです」と説明。そうした状況を踏まえた上で、「自分たちはまた、ここに戻ってきたいとは思っていますし、今後もそういう環境が整ったら僕はまたチャレンジはしたいと思います」と環境次第ではあるが、北京五輪に挑戦することに前向きだった。

 パワフルなショットが持ち味のセカンド山口剛史(33)は「オリンピックっていう場所がすごくいい場所だったので、カーリングをやっていて一番、楽しい場所なので。チャンスがあるならこの場所でもう1回この場所で挑戦したいと思います」。サードの清水徹郎(29)は「自分のまわりの環境だったり、考えるべきものもあると思うので、しっかりと考えてこの先も進みたいと思います」とそれぞれの思いを語った。

 リードで、両角友の弟・公佑(29)は「オリンピックで忘れてきたものはオリンピックでしか取り返せないと思っているので、4年後北京でこの悔しさを晴らしたいなという気持ちはすごくあります」と力強く宣言した。リザーブとしてチームを支えた平田洸介(25)も「ここで得た経験は今後に繋がっていくことは沢山あると思います。競技人生長いので、しっかり続けて次、またその次を狙っていけるような選手になっていきたい」と、北京を強く意識していた。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

五輪最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    デイリーおすすめアイテム

    注目トピックス