日本カーリング女子、涙の銅メダル 3位決定戦で英国を下す 吉田知「新しい歴史」
「平昌五輪・カーリング女子・3位決定戦、日本5-3英国」(24日、江陵カーリングセンター)
23日の準決勝で韓国に惜敗したLS北見の日本は、日本勢初となるメダルが懸かった3位決定戦で英国を下し、銅メダルを獲得した。
予選ラウンドで英国に6-8で敗れた日本は、リード吉田夕梨花、セカンド鈴木夕湖、サート吉田知那美、スキップ藤沢五月が出場した。
中盤5エンドまでは英国が1点リード。日本は第6、第7エンドをブランクエンドとして、有利な後攻で第8エンドを迎えた。第8エンドでは藤沢が最終投で2点を奪いにいったが1点に終わり、同点となった。
第9エンドは英国が後攻。英国はブランクエンドを狙ったが、ミスショットで日本がスチールに成功し、1点をリードした。
第10エンドは英国が後攻。同点ではエキストラエンドで日本が後攻になるため、英国は複数点を狙ってきたが、ミスショット。日本のストーンがナンバー1となり、銅メダルを獲得した。
勝利が決まると、藤沢ら出場メンバーはリザーブの本橋麻里らと抱き合いながら涙。笑顔で肩を組み合い、喜びを爆発させた。
藤沢五月は「私の最後のショットが良くなかったので負けたって思ったんですけど、相手のミスで最後決まって信じられなかったんですけど、良かったです。銅メダルは実感なくて、首に掛からないと実感沸かない」とコメント。
吉田夕梨花は「我慢する展開になるなと思っていた。試合は2時間半でしたがあっという間でした」と振り返り、鈴木夕湖も「正直、私はそんなによくなかった。仕事は投げるだけじゃないので、頑張ってよかった。オリンピックは休みもたまにあったんですけど、大舞台ということで緊張もあった」と興奮気味に話した。
日本勢初のメダルには、吉田知那美は「本当に信じられない。新しい歴史だよって言われて、本当にメダルを獲ったんだと感じた」と笑顔。本橋麻里は「みんなに感謝です。スタッフ、コーチ、選手、応援団、みんなにありがとうって言いたいです」と感謝した。