高木菜那 2つ目の金に「美帆だけじゃなくて、菜那もいる」
「平昌五輪・スピードスケート女子・マススタート・決勝」(24日、江陵オーバル)
日本の高木菜那(25)=日本電産サンキョー=が大勢で一斉に滑る新種目の女子マススタートで金メダルを獲得した。女子団体追い抜きに続く2つめの金メダル。五輪で日本の女子選手が同一大会「金」2個を獲得するのは夏季を含めて史上初の快挙となった。
両手を突き上げた高木菜は「やった~」と叫んだ。ラスト100メートルほどのデッドヒートを制し、こん身のガッツポーズ。「本当に、金メダルが取れてうれしい」と満面の笑みを見せた。
妹の美帆は、今大会の1500メートルの銀、1000メートルで銅メダルを獲得。団体追い抜きではともに金メダルを獲得した。妹の個人種目での「2つのメダルが刺激になった」と振り返った菜那は、自身が2つの金メダルを手にしたことに「取りたいとは思っていたけど、まさか取れると思っていなかったのでちょっと信じられない気持ちでいっぱい。新しい種目で結果を残せた。美帆だけじゃなくて、菜那もいるんだぞと見せられた」と最高の笑顔で喜びを口にした。