張本勲氏、小平と李の友情物語に「あっぱれ!金に値する」

 野球評論家の張本勲氏が25日、TBS系「サンデーモーニング」に出演。スピードスケート女子500メートルで金メダルを獲得した小平奈緒、銀メダル李相花の“友情物語”にあっぱれを授けた。

 レース後、ふたりが健闘をたたえ合う姿が日韓両国で話題となったが「これが一番、オリンピックで感銘をうけた」と張本氏。「負けた人に健闘をたたえ、勝った人に敬意を表する。大和民族の美徳なんですよ」とうなずいた。

 李選手が小平の胸に顔を寄せて泣く映像に視線を送りながら、「受けた李選手も立派。負けたから、悔しいから泣いているわけではない。覚えたての韓国語を小平が使ったから。『チャルヘッソ、よくやったよ』と。それで感激して涙した」と、思いを代弁した。

 日韓の関係についても言及。「今、変な話。日韓がこじれている。韓国の評判が悪かった。(李選手の)この言動を見て、こんな立派な選手いるのか、と。李選手に『ありがとう』とお礼を言いたい。あっぱれあげてください」と、力を込めて賛辞した。

 さらに張本氏は「金に値する言動。委員会もふたつ金あたえたらいい。そんな粋な配慮できないのかな」とまで真顔で言ったが、これには、司会の関口宏が「タイムはタイムだから」と笑っていた。

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