小平主将「平昌で素晴らしい瞬間刻めた」 「百花繚乱」大きな花咲かせた!
「平昌五輪・閉会式」(25日、平昌五輪スタジアム)
各国の代表者とともに、先に競技場に入り、各国の旗による大きな円を作った。閉会式の旗手を務めたのは、主将でもある小平。過去冬季五輪主将は金メダルなしというジンクスを打ち破り、女子500メートルで黄金の輝きを手にした頼れるチームジャパンの大黒柱は、晴れ晴れとした表情で大役をつとめあげた。
「最高の舞台で大好きなスケートを表現することができました。ゴールの先まで自分らしいスケートができたこと、競い合う仲間と熱い闘いができたこと、平昌で素晴らしい瞬間を刻むことができました」
今大会、小平が主将としてテーマに挙げていた言葉があった。『百花繚乱』。「それぞれの競技で、それぞれの選手が大きな花を咲かせられたら」と話していたが、この言葉通り、2つのメダルを獲得した自身を含め、日本の選手たちは躍動。98年長野五輪を超える計13個のメダルを獲得した。2年半後に迫った20年東京五輪に向けても、弾みとなる結果を残した。
小平自身はまだシーズンを残す。3月には世界スプリント選手権(3月3、4日・中国、長春)に出場。3月中旬には高速リンクのあるカナダ、カルガリーで行われる国際大会で世界記録を狙う。平昌五輪を「通過点」と話していた小平。重責を果たした31歳が、次なる夢へと滑り出す。