羽生結弦、ご褒美はファーストクラス往復航空券「なるべく高いところに」

金メダル祝勝会であいさつする羽生結弦=東京・ANA本社(撮影・開出牧)
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 平昌五輪フィギュアスケート男子で66年ぶりに連覇を達成した羽生結弦が27日、所属先であるANAの都内本社を訪問。社員から熱烈な祝福を受けるとともに、家族同伴でのファーストクラス往復航空券をプレゼントされた。

 平子社長、社員を前に「所属先なので『ただいま』と言っていいのかな」とあいさつを切り出し、拍手喝采。胸の金メダルに手をやり「一番重いものを持って帰ってこられて良かったです」と、笑顔で報告した。

 プレゼントされたファーストクラス往復航空券で行きたい場所を問われ、「なるべく高いところにしたいと思います」とニヤリ。「今まで2度、ファーストクラスに乗せて頂いたことがあるが、本当に広々として特別な空間を家族で味わえる。ありがとうございます」と感謝した。

 けがから復活し、つかみ取った栄光。ここまでの過程を振り返り「成功することって一回挑戦したからできるわけじゃない。失敗があって、裏付けがあって、当たり前のような成功をすることがどれだけ難しいかということを帰ってきてすごく感じています」と、吐露した。

 その思いを航空会社との仕事に結びつけ、「飛行機って僕たち乗っている時、普通に離陸して普通に着陸して、それが本当に当たり前ですけど、当たり前の成功の中にはたくさんの方々がその当たり前のために働いて、当たり前のための成功のためにサポートしてくれて、尽力してくれている方々がいる」と頭を下げた。

 今後に向けた話題には「これからさらに難しいことや、大変なこと、バッシングとかあるかもしれません。何かすれば大きく捉えられるのがこの業界なので…」と苦笑い。社員からの拍手に「毎日喜ばせられていること、忘れません。幸せです」と、笑顔を振りまいた。

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