羽生結弦に3連勝中のチェン「勝つためにここにいる」米メディア「最高に興奮する対決」
米スポーツ専門局ESPN電子版が2日(日本時間3日)、あす開幕する北京五輪のフィギュアスケートの特集記事を掲載。男子は「長年のライバル」と題し、米国代表で世界選手権3連覇中のネーサン・チェンと五輪3連覇を狙う羽生結弦(ANA)を「今年のフィギュアスケートで最高に興奮する対決だ。2人は男子フィギュア史上最も偉大なスケーターと認められている」などと記述した。
記事はチェンへのインタビューを軸に構成。五輪初出場で5位入賞した前回18年の平昌大会を「ワクワク感はなく、ただ恐怖しかなかった。その気持ちをどう克服したらいいのかわからなかった」と回想。2度目の大舞台を前にして「今回は全く新しい経験ですし、前回とは完全に切り離しています」と話し、“リベンジ”の気持ちを否定したという。
平昌大会後は4年間で出場した16大会のうち15大会で優勝。羽生との3度の直接対決(19年3月の世界選手権、同年12月のグランプリファイナル、21年3月の世界選手権)も制している。羽生の最大のライバルと言われている22歳が「先のことは考えないようにしている。僕は勝つためにここにいる。自分のベストを尽くすだけです」とコメントしたことなどを伝えた。