杉本幸祐は準決勝敗退「まさか」「想定外」ポールが折れる不運 得点伸びず
「北京五輪・フリースタイルスキー・モーグル男子・準決勝」(5日、雲頂スノーパーク)
五輪初出場でW杯ランク4位の杉本幸祐(27)=デイリーはやしや=が、75・73点の9位に終わり、6人が進む決勝進出を逃した。杉本は3日の予選1回目で準々決勝に進出。準決勝まで進んだが、ポールの先が折れるアクシデントがあった。
杉本は第1エアを跳び、中間のターンは右手に握ったポールの先が折れて左手のポール1本になった。片手でバランスを保ちながら何とか第2エアへ。ポール1本で、後ろ宙返りのバックフリップを跳び、ゴールした。タイムは25秒13だった
「率直に悔しい。けがなく大会を終えることができてホッとしている。テレビの前で応援している方に、応援ありがとうと伝えたい」とし、「まさか自分のアイテムが折れるとは思っていなかったので想定外。でも道具のせいではなく、自分の力不足かなと思います」と潔かった。
準々決勝では79・01の高得点をたたきだし、2位で準決勝に進んでいた。
◆杉本幸祐(すぎもと・こうすけ)1994年12月2日、静岡県・袋井市出身。所属はデイリーはやしや。松本大卒。遅咲きの27歳、今季W杯では3位に入るなど、安定した成績を残した。