アイホ娘 連勝街道 デンマーク相手に6発快勝 初の決勝Tへ弾み
「北京五輪・アイスホッケー女子・1次リーグ、日本6-2デンマーク」(5日、五カ松体育館)
B組1次リーグはアイスホッケー女子「スマイルジャパン」がデンマークに6-2で大勝し、開幕2連勝発進した。第1ピリオド、FW山下光(21)が先制ゴールを決めると、得点ラッシュ。最終ピリオドもFW米山知奈(30)の2戦連続ゴールと最後まで攻め続けた。6日の中国戦で3連勝し、一気1次リーグ突破を目指す。
スマイル連発の“2連笑”だ。日本は世界ランク11位のデンマークから6点を挙げる猛攻で快勝。初の決勝トーナメント進出にまた一歩近づいた。
会心のゴールラッシュとなった。第1ピリオド、スタートから日本は攻勢に出た。まずはFW山下が、ゴール前でGKをかわして先制弾。続けざまに、FW床秦留可が相手GKの股下を抜く技ありシュートでゴールを奪った。さらに、FW浮田留衣が2戦連続ゴールを決め、完全に相手の出はなをくじいた。
第2ピリオドも止まらない。妹・秦留可からパスを受けたDF床亜矢可が、強烈なシュートをネットに突き刺した。14年ソチ五輪から3大会連続となるゴールで、大きくガッツポーズ。1点を失ったものの、終了間際の残り6秒の場面では、20歳のFW志賀紅音が待望の五輪初ゴールを決めた。
第3ピリオドは、FW米山が2戦連発となるゴールでダメ押し。終了間際に失点したものの、大量リードを守り切った。
4大会目の五輪出場で、初めて1次リーグで2勝を挙げ、初となる決勝トーナメント進出に弾みをつけた。6日は中国戦。地元チームとの大アウェー戦となるが、突破すればさらに勢いが増していく。