悔し涙の川村あんり「メダルを取れず申し訳ない」17歳、無念の5位
「北京五輪・フリースタイルスキー・モーグル女子・決勝」(6日、雲頂スノーパーク)
17歳、川村あんり(日体大桜華高)は決勝で77・12と得点が伸びず5位。メダルを逃した。
涙をこらえることができなかった。「本当にここまで支えてくれた人に感謝しかない。金メダル候補と取り上げてもらったが、メダルを取れなかったので申し訳ない気持ちでいっぱい。ここまで頑張ってきましたし、諦めない気持ちが伝わればいいな」とうなずいた。
決勝までは抜群の安定感だった。予選は5位。準々決勝では80・72の高得点をマークし、2位で準決勝進出を決めた。準決勝も3位で通過。“金メダル候補”にふさわしい、安定感は披露した。
19年に15歳でW杯デビュー。今季W杯3勝を挙げ、一躍注目を集めた。川村は涙をこらえ、「諦めない姿を見せていきたいなと思ったし、諦めなければ夢はかなうということを伝えたい」と顔を上げた。
▽川村あんり(かわむら・あんり)2004年10月15日、東京都東久留米市出身。スキー愛好家だった祖父母の影響で、4歳からモーグルを始めた。身長153センチ。