小林陵侑の兄・潤志郎興奮!「めっちゃうれしい」一番に駆け寄り祝福
「北京五輪・ノルディックスキージャンプ・男子ノーマルヒル・決勝」(6日、国家スキージャンプセンター)
小林陵侑(25)=土屋ホーム=が日本勢金メダル1号に輝いた。104・5メートル、99・5メートルの合計275・0点をマークし、悲願の制覇。ジャンプの金は1998年長野五輪の船木和喜と団体以来、24年ぶり4個目となった。
小林陵の兄・潤志郎は弟の金メダルが決まると、一番に駆け寄って祝福した。「めっちゃうれしかったですし、やってくれて本当にうれしかった」。興奮状態で抱き合うと、「『よっしゃー!』しか言ってなかった」と満面の笑みを浮かべた。
自身の結果は27位にとどまったが、その後は首位で迎えた弟の2本目を見守った。「ちょっと大丈夫かなという気持ちもあったけど、やってくれると信じて見てた」。1本目よりも短い99・5メートルの記録に「兄としては2本目失敗してたんで、ちょっとそこが許せないですね。もっと余裕で勝てると思う」と笑いつつ、「表彰台の一番高い所に乗れて、すごい良かった」と喜んだ。
「スキー界、ジャンプ界に新しい歴史を作ってくれた」。弟の偉業に、兄も興奮冷めやらぬ様子だった。