高梨のスーツ規定違反「本人のせいでは全くない」両太ももが2センチ大きかったと説明
「北京五輪・ノルディックスキージャンプ・混合団体」(7日、国家スキージャンプセンター)
高梨沙羅が1回目で受けた、スーツの規定違反の判定について、関係者から説明があった。
関係者によると、ジャンプ後にランダムに行われる検査で違反が判明したといい、両太もも部分が規定よりも2センチ大きかったとしている。
説明した関係者は「本人のせいでは全くない」ことを強調。「本人は与えられたスーツしか着ないので、本人は自信を持って飛んでいる」とした。
個人戦のときと同じスーツだというが、スーツの規定は、体に対しての大きさで決まるため、本人の体格に変動があった場合は、規定違反となる可能性が出てくる。同関係者も、力を入れて体をパンプアップさせて計測するのが通例とした上で、「(今日は)力を入れても大きくならなかった。体の水分が抜けたりしても足の大きさは変わるので」と現時点での見解を示した。
また、「事前に確認はしているんですけど…。スーツが大きければ飛んでくるというわけではないと思うんですけど」とした上で、やはり一般的には表面積が大きい方が風を受けやすいという要素もあるため、「ギリギリで攻めたんですけど…。各国ともギリギリを攻めてやってきている」と各国に同様の違反が続出していることも踏まえて語った。
高梨は失格が分かった後、自分を責める言動をして泣き崩れていたため、スタッフや小林、佐藤、伊藤が駆けつけ、「本人に確認したところ、最後まで跳びますと。何が起きるか分からないので、最後までやりきろうということで」と2回目に向かったとしている。