ジャンプ失格続出で国際連盟に批判殺到「ばかげてる」「不公平」「責任者解雇すべき」

 最後のジャンプを終え、崩れ落ちるようにうなだれる高梨沙羅(撮影・高部洋祐)
 混合団体 1回目の飛躍が失格となり、声を上げて泣く高梨沙羅=張家口(共同)
最後のジャンプを終えた小林陵侑(奥)に抱きしめられる高梨沙羅(撮影・高部洋祐)
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 7日に行われた北京五輪のスキージャンプ混合団体で、日本は女子のエース高梨沙羅(25)=クラレ=の1本目がスーツ規定違反と判定され失格となり、その後、執念の猛追をみせて4位となった。このほか、1本目で女子銀メダリストのアルトハウス(ドイツ)、2本目でオーストリア選手、ノルウェー選手2人が同じくスーツ違反。女子選手のみ計5人が失格となる大波乱の大会となり、競技を主管する国際スキー連盟(FIS)には各国から批判の声が殺到している。

 女子は2日前にノーマルヒルが行われており、高梨も同じスーツを着用していたものの、太もも周りが規定よりも2センチ大きかったと判定されたという。

 世界中が注目する4年に1度の大舞台で、しかも今大会から採用された新種目で発生した大混乱。FISのジャンプ競技のツイッター公式アカウントでは、混合団体の結果を伝えるツイートに対し、世界各国から100件を超えるリプライが寄せられ、そのほとんどが批判的な内容だった。

 「今日起こったことは非常に恥ずかしくてばかげている。女性は同じスーツで個人戦を飛んでいたのに。責任者は直ちに解雇されるべき」、「なんてひどい試合だ。ルールが不公平で不明確。すべてが混乱している!」などと困惑、糾弾する声が相次いだ。

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