「もう謝らないで」 高梨沙羅の悲痛謝罪に、激励エール殺到 4万件を超える
7日に行われた北京五輪スキージャンプ男女混合団体で、1本目のジャンプがスーツ規定違反により失格となった高梨沙羅(25)=クラレ=が8日に自身のインスタグラムに投稿した悲痛な謝罪に、激励のメッセージが殺到している。
投稿から半日以上が経過し、4万件を超えるエールが殺到。「お願いだから、もう謝らないで」。「さらちゃんは日本の誇りだよ」、「胸を張って帰ってきてください!」と、ほとんどが高梨の健闘を称えるものだった。
アスリート仲間からも、前回平昌五輪金メダリストのライバル、マーレン・ルンビ(ノルウェー)はハートマーク2つで高梨を思いやった。カーリング女子でこれから戦いを迎えるロコ・ソラーレの吉田知那美も「沙羅ちゃんにはいつも勇気しかもらってないよ。深みのある人生を生きている沙羅ちゃんを尊敬しています with the hugest」と、コメントを寄せた。スノーボーダーの角野友基は「誰も気にせーへんから!!あなたがスキージャンプに与えてる影響に比べればなんてことないで」と激励し、これに男子ジャンプ金メダリストの小林陵侑(土屋ホーム)も「そゆこと!」と、続けた。
高梨は真っ黒な画面とともに謝罪文を投稿。「今回、私の男女混合団体戦での失格で日本チーム皆のメダルのチャンスを奪ってしまったこと、そして、今までチームを応援してくださった皆様、そこに携わり支えて下さった皆様を深く失望させる結果となってしまった事、誠に申し訳ありませんでした。私の失格のせいで皆の人生を変えてしまったことは変わりようのない事実です。謝ってもメダルは返ってくることはなく、責任が取れるとも思っておりませんが、今後の私の競技に関しては考える必要があります。それ程大変なことをしてしまった事深く反省しております」と、自らを責め続ける悲痛な内容で、自身の進退についても検討することを示唆している。