露タラソワ氏「ありえない!」フィギュア団体金の選手ドーピング疑惑を完全否定 露報道
北京五輪でフィギュアスケート団体のメダル授与式が急きょ中止になったことで浮上した金メダルのロシア・オリンピック委員会(ROC)のドーピング疑惑についてロシア人コーチのタチアナ・タラソワ氏(74)が「ありえない!」と完全否定した、と9日、タス通信電子版が伝えた。
8日夜に予定されていたメダル授与式の中止について国際オリンピック委員会(IOC)のマーク・アダムス広報部長はこの日の会見で「法的な問題」と説明。これに対し、五輪専門サイト「インサイド・ザ・ゲームズ」は「この状況はROCと国際ドーピング当局が関係していることが原因と考えられる」と、ROC選手による薬物違反の可能性を記した。
タス通信は同サイトの報道内容を紹介した上でタラソワ氏が「ありえない!私たちは名指しされていますが、全員がクリーンです」と、完全否定したことを伝えた。
7日までに行われたフィギュアスケート団体は米国が銀メダル、日本は初の表彰台となる銅メダルを獲得した。