鍵山優真「4年後は金メダル」父の言葉を支えに銀メダル「自分を褒めたい」

 メダルを手に笑顔の鍵山優真(右)と宇野昌磨
 一夜明けの記者会見でメダルを掲げる、フィギュアスケート男子で銀の鍵山優真(右)と銅の宇野昌磨(共同)
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 フィギュアスケート男子で銀メダルを獲得した鍵山優真(18)=オリエンタルバイオ・星槎=と、銅メダルの宇野昌磨(24)=とトヨタ自動車=が11日、メインメディアセンターで行われたメダリスト会見に出席し、鍵山は「4年後は金メダル」を宣言した。

 きらめく銀メダルを胸に、少し照れくさそうに言葉を発していた鍵山が、きっぱりと言った。「4年後は金メダルを目指して頑張りたいので、見守っていただけたらうれしいです」。合計自己ベスト310・05点は、金メダリストのチェン(米国)、五輪で2度金メダルの羽生に次ぐ世界歴代3位。世界一への決意表明だった。

 充実感や達成感の強い銀メダル。大会前に父正和コーチから掛けられた「五輪の舞台で一つの悔いも残らないように演技してこい」との言葉が支えだった。まだ父にメダルは掛けられていないというが「100%を引き出せたことに、自分を褒めたい」と笑った。

 金メダルへの道のりは、近いようで遠く険しい。「今、目の前のやるべきことをこなしていかなければ」と鍵山。その第一歩が「4回転ループの精度を上げること」だ。団体フリーでは自身初成功するも、個人戦では乱れた。同時に「表現力を磨くことを毎日コツコツやる」。技術と表現の両輪がかみ合ってこその、世界王者だ。

 まずは3月の世界選手権(モンペリエ)。「今回以上の演技をすること。自己ベストを更新したいし、メダルも狙っているので努力し続けたい」。4年後の頂きへ、鍵山の挑戦が始まった。

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