逆転のカーリング女子、ROCも破り3連勝!涙の抱擁 終盤連続スチール
「北京五輪・カーリング・1次リーグ、日本10-5ROC(ロシア・オリンピック委員会)」(12日、国家水泳センター)
世界ランク7位の日本は、18年平昌五輪銅メダルのロコ・ソラーレが、世界ランク4位のROCに逆転勝ちし、3連勝で通算3勝1敗とした。勝利後はメンバーで抱き合って涙する場面も見られた。
日本は1-2で迎えた第3エンド、有利な後攻ながらROCに2点のスチール(先攻チームが得点すること)を許す。後攻で迎えた第5エンドでは一挙3点を狙える形を作りながら、チャンスを生かせず1点にとどまった。
“もぐもぐタイム”はゼリー飲料で軽めに済ませた。先攻の第6エンドを相手の1点に抑えると、第7エンドで藤沢五月(30)が大量点を狙える局面で最終投を決めて一挙3点を獲得。5-5の同点に追いついた。
流れを引き寄ると、日本が先攻の第8エンドは、最後の局面で日本が多くのストーンをハウス内に残すことに成功。相手の最後の1投にミスが出て日本がナンバーワンをとり1点をスチールした。
日本の先攻が続く第9エンドはハウス内に多くストーンが残る展開で、ナンバーワンが日本の状態でROCが最終投。複数のストーンをはじいて日本のナンバーワンをずらそうとしたが失敗し、日本が1点をスチールした。
最終第10エンドも、的確に相手ストーンをはじき出していき、相手に大量点の局面をつくらせなかった。勝利が決まった後は抱き合って涙する様子が見られた。
12日朝には世界ランク10位のデンマークに劇的な逆転勝利で2連勝。12日夜のROC(ロシア・オリンピック委員会)戦へ、藤沢は「(デンマーク戦は)勝ちはしたけどミスもある試合だった。しっかり食べて、休んで、反省して、気持ち切り替えて臨みたい」と意気込んでいた。
日本は13日の試合はなく、14日朝に世界ランク9位の中国、14日夜に世界ランク3位の韓国と対戦する。