【北京共同】北京冬季五輪日本選手団の原田雅彦総監督は13日の記者会見で、ノルディックスキー・ジャンプ混合団体でスーツの規定違反によって失格となった女子の高梨沙羅について「全日本スキー連盟とも連携し、心のケアを全力でしている」と明らかにした。高梨は既に選手村を離れ、欧州に滞在している。
高梨は失格についてインスタグラムで謝罪した。1998年長野五輪ジャンプ団体金メダリストの原田氏は、94年リレハンメル五輪団体で自らの失敗によって金メダルを逃し、2006年トリノ五輪の個人ノーマルヒルで失格にもなった。自らの経験を踏まえ「彼女の気持ちはよく分かる」と気遣った。