大塚健 ビッグエア予選2位通過 3回目に大技初成功「うまく調整できた」
「北京五輪・スノーボード男子ビッグエア・予選」(14日、ビッグエア首鋼)
ビッグエア予選で、男子は大塚健(バートン)が2位、国武大晃(STANCER)が4位で決勝に進んだ。
大塚は大技成功で予選2位につけ、表彰台も射程に捉えた。
予選2回目までに点を伸ばせず、3回目にイチかバチかのチャレンジを決断。逆スタンスから、かかと側のエッジで踏み切り、斜め軸に縦3回転、横5回転する「キャブトリプルコーク1800」を敢行した。
超大技を実戦で初成功させ、両手でガッツポーズ。「3本目にやっと納得いくトリック(技)ができた。回転のスピードや高さ、全部をうまく調整できた」と大きくうなずいた。
18、19年とXゲームで連覇している実力の持ち主。19年春に左膝前十字じん帯と半月板を損傷する大ケガを負ったが、昨年1月に復帰し、大舞台に間に合わせてきた。
仲のいい男子ハーフパイプの平野歩夢(TOKIOインカラミ)が金メダルを手にし「本当に異次元で鳥肌が立った」と刺激を受けた。自身も過去に世界初成功させた縦4回転の「クワッドコーク1800」との大技2本で頂点を狙う。