岩渕麗楽は称賛の4位!左手甲骨折も勝負の超大技挑戦 各国選手が敬意の抱擁を交わす

決勝3本目を失敗し、転倒する岩渕麗楽(撮影・高部洋祐)
決勝3回目の演技後、他国の選手に駆け寄られ涙する岩渕麗楽(左)=撮影・高部洋祐
エアを決める岩渕麗楽(撮影・高部洋祐)
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 「北京五輪・スノーボード女子ビッグエア・決勝」(15日、ビッグエア首鋼)

 日本代表・岩渕麗楽(20)はわずかにメダルに届かず、4位。3回目に縦3回転の超大技トリプルコークで勝負に出たが、惜しくも尻もちをつき、逆転ならなかった。

 ただ、女子では異例の超大技挑戦に各国の選手や関係者から大歓声とともに拍手。得点表示前に10人近い選手が駆け寄り、敬意の抱擁をかわした。

 岩渕はビッグエアは今季W杯で優勝も経験。自信を持って臨んだ1回目は83・75。2回目もフロントサイドのダブルコーク1080を決め、82・25でトータルの得点で4位につけていた。

 岩渕は平昌に続く4位という結果に、「また4位になってしまって、悔しい気持ちのほうが大きいが最後はチャレンジできて良かった」と悔し涙。前日の予選で左手甲を骨折していたことも明かし、「左手でグラブするのもつらく、恐怖心もあったが、トリプルやってみたい、挑戦して勝ちたいと思った」と振り返った。

 各国選手の抱擁については「一緒に競ってきた選手。喜んでもらえてよかった」とうなずいた。

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