羽生結弦 9演目を熱演「落としものをしてきたもの」最後は「SEIMEI」締めで喝采

公式練習で調整する羽生結弦(撮影・堀内翔)
公式練習で調整する羽生結弦(撮影・堀内翔)
公式練習で調整する羽生結弦(撮影・堀内翔)
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 フィギュアスケート男子で、14年ソチ五輪、18年平昌五輪2連覇の羽生結弦(27)=ANA=が18日、首都体育館のサブリンクで練習を行った。競技終了後の練習では、過去に演じた様々なプログラムを披露している羽生。この日は計9プログラムを披露した。

 Hope&Legacy(16~17年・フリー)に始まり、パガニーニの主題による狂詩曲(09~10年・フリー)、ノートルダム・ド・パリ(12~13年・フリー)、ロミオとジュリエット(13~14年・フリー)、バラード第1番(14~16年、17~18年、20年・SP)、秋によせて(18~20年・SP)と、ホワイト・レジェンド(10~11年・SP)、ノッテ・ステラータ(エキシビション)、SEIMEI(15~16年、17~18年、20年・フリー)と、それぞれ見せ場の場面をキレのあるステップ、4回転を含めたジャンプなどを入れ込み、全身全霊で演じきった。特に最後の「SEIMEI」では、中国のボランティアも「SEIMEIだ」と、興奮する中、圧巻のステップを刻んだ。

 練習後は「Hope&Legacyと、バラード第1番、SEIMEIをやろうと思っていたんですけど、色々考えながら、僕の人生の中でちょっと落としものをしてきたものをやろうと。今ならできるって。ノートルダム・ド・パリもサルコーが跳べなかったし、バラード第1番も後半の4回転トーループを跳びたかった」と、選曲理由を説明。最後をSEIMEIにした理由については「平昌五輪のコレオのあの瞬間は一生忘れない。全力の姿をみてほしかった」と、明かした。

 羽生が競技終了後の練習で演じたプログラムは次の通り。

 14日 天と地と(北京五輪・フリー)

 15日 オペラ座の怪人(14~15年シーズン・フリー)

 17日 パリの散歩道(ソチ五輪・SP)、レット・ミー・エンターテイン・ユー(20~21年シーズン・SP)、レッツ・ゴー・クレイジー(16~17年シーズン・SP)

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