渡部暁斗 SNSでの競技発信に意欲 ユーチューバーに挑戦も!?
北京五輪ノルディック複合団体のメダル授与式が18日、張家口で行われ、個人ラージヒル銅メダルの渡部暁斗(33)、弟の善斗(30)=以上北野建設、山本涼太(24)=長野日野自動車、永井秀昭(38)=岐阜日野自動車=の日本は、笑顔で銅メダルを受け取った。会場ではチームスタッフらも見守り、渡部暁は「みんなでメダルをもらう瞬間を共有できた。すごくうれしい」と声を弾ませた。
日本が団体でメダルを獲得するのは28年ぶり。4人は肩を組み、誇らしげにメダルを掲げた。
渡部暁は14年ソチ五輪から3大会連続の表彰台で銀2、銅2の計4個のメダルを獲得。今回の団体の銅で、冬季五輪日本勢で初の兄弟メダリストにもなった。
今後について「(金メダルを)完全に諦め切れていない、すっきり終われていないのが正直な気持ち」と思いを明かした。その上で「今年で決めると自分でプレッシャーをかけてきた。今は先のことは考えられない」と多くは語らなかった。
選手としての活動以外の部分で、競技普及に取り組む考えも持つ。「選手の個性、ルールが分かってより楽しく見られるマニアックな競技。違う角度から盛り上げていきたい。SNSや、YouTubeで複合を発信していければ」と今後のプランを描いた。