りくりゅうペアで「4年後も8年後も」五輪目指す 三浦「龍一くんと組んでよかった」

 ペアフリーを終えて歓喜の表情を見せる三浦璃来、木原龍一組(撮影・堀内翔)
自己ベストの得点にガッツポーズをする木原龍一。左は三浦璃来(撮影・堀内翔)
三浦璃来、木原龍一組の演技(撮影・堀内翔)
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 「北京五輪・フィギュアスケートペア・フリー」(19日、首都体育館)

 SP8位、日本の三浦璃来、木原龍一組(木下グループ)の“りくりゅう”ペアは、フリーこの種目で日本選手過去最高位となる7位に入り、日本選手初の入賞を果たした。木原は演技後の取材に「4年後も8年後も目指したいです」と三浦とのペアで五輪を目指し、世界と戦い続けたいと語った。

 フリーの141・04点は、自己ベストを更新する記録でフリーのみの順位では5番目の成績だった。木原は「フリーの順位としては満足しています。トータルはでもやっぱり悔しかったかなというふうに思います。(5番)入りたかったです」とSPとの合計で目標に及ばなかったことを悔しがった。「もったいなかったね」と三浦に言葉を向けると三浦は「ごめんなさい」。これに「ドンマイ」と優しく声をかけていた。

 前日18日のSPが思い通りとは言えない演技となり、この日の朝の練習でも2人のタイミングが合わなくなったという。しかし木原の「全ミスでもいいから」という言葉に三浦は「本当に救われた」という。演技直前には、木原は五輪でフリーに進んだのが初めてという話をわざわざして「順位なんてどうでもいいんだ」と談笑。リラックスすることに努めていた。

 三浦も「あんまり聞いていなかったです」と笑いつつ、「フリー滑らせてくれてありがとうと言ってもらえて、本当に龍一くんと組んでよかったと思いました」としみじみと語った。

 2人がそろって口にしたのは、ここが到着点ではないということ。三浦は「ここが最終地点ではないんだと思って。次もあるし、その次もあるし。なので、たくさんの人に感謝しています」。木原は世界選手権などでのメダル争いに絡んでいくことを目標にした上で、「オリンピックが終わってしまったら、結果を出さなければ、注目し続けていただくのは難しいと思うので、自分達が頑張らなければ、ペアっていうのは次の世代が出てこないと思います。ここがゴールではないので、世界と今、戦えるようになってきたので、まだまだ走りつづけて、ゴールは先にあるかなと思っています」と語った。そして、「4年後も8年後も目指したいです」と力強く言い切った。

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