メダリストたち再び戦いの場へ 「金」の高木美帆は世界選手権
【北京共同】北京冬季五輪が20日に閉幕した。選手は余韻に浸ることなく、残るシーズンに気持ちを切り替えている。スピードスケート女子1000メートルの「金」を含む四つのメダルを獲得した高木美帆(日体大職)は3月3日開幕の世界選手権(ノルウェー)、同12、13日のワールドカップ(W杯)最終戦(オランダ)へ「まだ私のシーズンは終わっていない。ゼロから新しい気持ちで挑んでいきたい」と意欲をみなぎらせた。
ノルディックスキーのジャンプ男子個人ラージヒル銀メダル、ノーマルヒル金メダルの小林陵侑(土屋ホーム)は欧州に戻り、個人総合優勝を争うW杯に戦いの場を移す。混合団体でスーツの規定違反で失格となり、失意に沈んだ女子の高梨沙羅(クラレ)も「現状を鑑みて前進していきたい」とW杯に備えている。フリースタイルスキー男子モーグル銅メダルの堀島行真(トヨタ自動車)は3月に再び欧州で初のW杯種目別優勝を狙う。
フィギュアスケートは、男子銀メダルの鍵山優真(オリエンタルバイオ・星槎)と銅メダルの宇野昌磨(トヨタ自動車)、女子銅メダルの坂本花織(シスメックス)が3月23日開幕の世界選手権(フランス)に臨む。五輪3連覇を逃して4位だった羽生結弦(ANA)も代表入りしているが、態度を保留している。