北京五輪銀に輝いたカーリング女子のロコ・ソラーレが帰国 歓声に笑顔で「ありがとう!」

 帰国したカーリング女子日本代表の藤沢五月(手前)ら(代表撮影)
 帰国したカーリング女子の藤沢五月(手前)ら日本選手団(代表撮影)
 帰国したカーリング女子の吉田知那美(手前)ら(代表撮影)
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 北京冬季五輪で日本カーリング界初の銀メダルを獲得したカーリング女子のロコ・ソラーレの藤沢五月(30)、吉田知那美(30)と妹の夕梨花(28)、鈴木夕湖(30)、控えの石崎琴美(43)らが21日、成田空港着便で帰国した。

 到着ロビーには「応援ありがとうございました」「2030年、北海道・札幌で会いましょう 札幌市は2030北海道・札幌オリンピック・パラリンピック冬季競技大会の招致を目指しています」というバナーが用意され、「感動ありがとう」という看板を手に出迎えるファンの姿もあった。

 藤沢を先頭に公式ウエアに身を包んだメンバーたちが姿を現すと、居合わせた約100人の通行客から歓声が上がった。銀メダルを首から提げた藤沢らは手を振りながら、「ありがとう!」と笑顔で応えた。

 ロコ・ソラーレは1次リーグで英国、カナダと5勝4敗で並んだが、ドローショットチャレンジの差でカナダを上回り、4位で準決勝に進出。1次リーグ首位通過のスイスを下して決勝に進み、英国に敗れたものの、過去最高の銀メダルに輝いた。

 表彰式終了後に藤沢が「手の届くところまで来た金メダルを今日触ることができなかった」と悔しさをにじませ、吉田知が「私たちはまた今日から、ここからまた始まると思う」と前を向いたように、ロコ・ソラーレの視線は既に4年後の26年ミラノ・コルティナダンペッツオ五輪に向かっている。7日間の隔離生活を経て、メンバーたちは新たなスタートを切る。

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