卓球代表がパリ五輪へ出発 早田ひな「徐々に緊張感」平野美宇はメダルへ警戒「ライバルは中国だけじゃない」

 7月26日開幕のパリ五輪に出場する卓球の日本代表が18日、フランスへの出発前に羽田空港で取材に応じた。現地で合宿を行った後、調整を経て本番に臨む。

 女子のエースで3種目に出場する早田ひな(24)=日本生命=は「事前合宿がパリに行ってからあるので、まだ五輪に行くという感覚はあまりないが、徐々に緊張感だったり、会場やパリに行ってみると五輪というものを感じるかなと思うので、しっかりいろんなものを味わって調整していきたい」と実感を込めた。

 東京五輪は女子団体戦メンバーとして銀メダルを獲得し、今大会はシングルス代表としても出場する平野美宇(24)=木下グループ=は「中国選手が強いのは変わりないが、今は本当にどこの国の選手も強くなっていて、ライバルは中国選手だけじゃないと思う。まずはそこまでいけるように一戦一戦、決勝の気持ちでやっていこうと思っている」と語った。

 また、男子のエース、張本智和(21)=智和企画=は「僕にとって2度目の五輪。前回は満足いく結果ではなかったが、今回は3つ(の出場種目)全てでメダルを取れるように頑張る」と決意を込めた。男子団体戦では第4シードを勝ち取り、準決勝までは中国と当たらない。それでも男子は強豪チームが多く、メダル候補が群雄割拠となっているが、張本は「5から8シードに対しては(自分たちが)100%を出し切れば勝てると思うし、準決勝は中国、ドイツ、どちらが入るか分からないが、メダルを取るにはフランス、ドイツのどちらかに勝たないといけない。(準決勝で)ドイツ側を引ければ銀メダルの可能性があるし、中国側を引いても諦めず決勝進出を目指したいし、最悪3位決定戦でも(自分は)東京五輪で戦っている。自分たちのプレーを90~100%出せれば、メダルは可能性が高いと思っている」と言い聞かせた。

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