日本体操協会19日午後に緊急記者会見へ 19歳の女子エース・宮田笙子の喫煙疑惑でパリ五輪出場不透明

 日本体操協会は19日、同日午後から緊急記者会見を開くと発表した。18日にはパリ五輪女子代表の宮田笙子(19)=順天堂大=が、代表行動規範に違反した疑いでチームを離脱することが判明。複数の関係者によると喫煙の疑惑が浮上し、調査を進めている日本体操協会が同選手を事前合宿地のモナコから帰国させる見通し。26日開幕の五輪出場は不透明となった。

 日本協会や順天堂大が帰国後の宮田選手に聞き取りを実施し、事実関係を確認する。17日に報道陣に公開されたモナコ合宿で姿がなく、日本体操協会の田中光女子強化本部長は「事情により今日は参加していない」として詳細は明らかにしなかった。

 宮田は5月のNHK杯で女子史上7人目の3連覇を果たして初の五輪切符を獲得。5人全員が初代表となったパリ五輪代表女子で主将を任されており、「エース兼キャプテンとして重大な責任がある。明るく日本を引っ張っていけたら」と話していた。

 2016年リオ五輪、2021年東京五輪代表の杉原愛子が帯同補欠を務めており、宮田が離脱となれば繰り上がる可能性がある。

 ◆宮田笙子(みやた・しょうこ)2004年9月21日生まれ。京都府出身。中学3年で鯖江市内の中学に転校し、鯖江高を経て現在順大2年生。24年全日本個人総合選手権で初優勝。NHK杯は24年大会に3連覇を達成。世界選手権は22年に種目別平均台で銅メダルを獲得。得意種目は床運動と跳馬。床運動では村上茉愛さんも決めたH難度の「シリバス」を持つ。座右の銘は「脚下照顧」。151センチ。

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