喫煙疑惑で離脱の宮田笙子はすでに帰国 会見には藤田会長らが出席予定 本人は出席せず 日本協会の行動規範に違反か

 体操女子でパリ五輪代表のエースで主将の宮田笙子(19)=順大=が代表行動規範違反となる喫煙の疑惑があるため、同代表から離脱した問題で、日本協会によると19日午後に開催予定の会見には藤田直志会長、西村賢二専務理事らが出席予定で本人は出席しない。宮田本人はすでに帰国しており、聞き取りは終えているという。

 宮田は今季、全日本選手権、NHK杯を制した女子のエース的存在で、1964年東京五輪以来となる団体メダルを狙う女子代表に激震が走っている。体操女子は現在、事前合宿地のモナコで調整中。17日に練習が報道陣に公開されたが、主将を務める宮田の姿はなく、田中光強化本部長は「事情により今日は参加していない」と話していた。

 日本協会が定める「日本代表選手の行動規範」には、「日本代表チームとしての活動場所においては、20歳以上であっても原則的に喫煙は禁止する ※2016年度から数年かけて段階的に全面禁止する」とあり、宮田はこれに触れた疑いがあると見られる。

 宮田は21年東京五輪後に台頭し、初出場だった2022年の世界選手権で平均台銅メダル、個人総合8位と活躍。全員が初出場の代表の中心選手として期待がされていた。宮田はパリ五輪に向けて「エース兼キャプテンとして重大な責任がある。明るく日本を引っ張っていけたら」と話していた。

 チームは19日にパリの選手村入りし、28日の予選に出場する。

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