阿部一二三、詩きょうだいらがパリへ出国 一二三「あとはやるだけ」詩「覚悟を持って臨むだけ」

 パリ五輪に出場する柔道男子66キロ級の阿部一二三(26)、女子52キロ級の阿部詩(24)きょうだいと、男子73キロ級の橋本壮市(32)=ともにパーク24=が23日、羽田空港から出発した。

 阿部きょうだいは大会2日目の28日に本番を迎える。試合を間近に控えて兄の一二三は「本当にいよいよなんだなというのが一番なんですけど、あとはやるだけ。もうそれしかないですね」と覚悟をにじませると、妹の詩は「ちょっとした緊張だったり、不安だったり、どんな試合になるんだろうという気持ち。あとは大きなケガもなく来られたので、気持ちを引き締めて覚悟を持って臨むだけ」と力を込めた。

 東京五輪に続き、2大会の同日きょうだい金メダルの期待が高まる。ただ、コロナ禍開催の東京にはなかった歓声などを一つのポイントに挙げる。一二三は東京と比べ「全てが違うオリンピック。練習の中でもいろんなことを想定してやってきた。もしかしたら、すごいブーイングがあるかもしれないし、そういう部分も考えながらやってきた」と日本に次ぐ柔道大国ならではの雰囲気も頭に入れ、「もうブーイングも力に、全てを力にして頑張りたい」と逆風にも負けない強い気持ちを示した。

 一方の詩は大歓声の下での試合とあって、コーチからの指示が聞こえないことを警戒。前週行った練習試合では、大きな音を出してもらい「あまり聞こえないのも想定しながらやったので、自分で考えながらという場面とか色々やりましたね」と、対策を打って備えてきた。

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