バレー男子 日本が第1セット落とす ブラン監督が10点以内で2度のタイムアウト使い切る 西田が奮闘も硬さぬぐえず

 第1セット、得点を奪われるも仲間を鼓舞する石川祐希(右)=撮影・中田匡峻
 第1セット、スパイクを決めた石川祐希(撮影・中田匡峻)
 第1セット、スパイクを決め、ほえる西田有志(撮影・中田匡峻)
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 「パリ五輪・バレーボール男子・1次リーグ、日本-ドイツ」(27日、パリ南アリーナ)

 52年ぶりのメダル獲得を目指す日本は、世界ランク11位のドイツに対し17-25で第1セットを落とした。

 序盤、高橋藍と西田のスパイクが相次いでブロックされるなど流れに乗れなかった日本。全体的に硬さが感じられ、2-6となったところでブラン監督が先にタイムアウトをとった。

 以降もドイツのブロックとレシーブ、さらに強烈なサーブに苦しめられ8連続ポイントで2-9となると、ブラン監督は早くも2度目のタイムアウト。そんな中、流れを変えるきっかけを作ったのは西田だ。

 アウトサイドから強烈なスパイクを打ち込み、一枚ブロックを決めるなど流れに乗れない日本を背中で鼓舞した。司令塔の関田も西田にトスを集め一時は4点差へ詰め寄ったが、グロザーの強烈サーブなどドイツのパワーに苦しんだ。第1セット中盤には高橋藍がベンチへ。カードを切っても劣勢の流れを変えられなかった。

 直近に行われたネーションズリーグでは日本がフルセットの末にドイツを下していた。それでも第2セットは我慢のバレーで奪い返し、1-1に持ち込んだ。第3セットは輝きをひそめていた高橋藍が勝負所でスパイクを決め、主導権を引き寄せた。表情にも笑顔が戻ると、チームにいい連係が生まれてドイツに主導権を渡さず25-20で連取した。

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