池江璃花子が全体14位で準決勝進出 動き硬く組7位で「順位みて驚いた」表情凍るも通過に安ど 2大会ぶりの個人種目出場 平井は全体2位

 予選を終えタイムを見る池江璃花子(撮影・吉澤敬太)
 力泳する池江璃花子(撮影・吉澤敬太)
 予選を泳ぎ、タイムを見る平井瑞希(撮影・吉澤敬太)
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 「パリ五輪・競泳女子100mバタフライ・予選」(27日、ラデファンス・アリーナ)

 2大会ぶりの個人種目出場となった池江璃花子(24)=横浜ゴム=が、予選に登場し、57秒82の4組7位だったが、全体14位で上位16人が進む準決勝進出を決めた。同組で出場した平井瑞希(17)=アリーナつきみ野SC=は56秒71の4組1位、全体2位で突破した。準決勝は現地時間同日夜に行われる。

 池江は今大会を白血病からの完全復活のステップと位置づけており、「(世界)トップレベルの練習をしてきた。自分を信じて泳ぎたい。決勝に行くことが目標」と語っていた。「区切りを付けておかないと苦しい」とも述べ、現段階では2028年ロサンゼルス五輪を集大成と考えていることを明かしている。

 予選直後、順位をみて、やや表情を凍り付かせた池江だったが、なんとか通過を果たし「すごく緊張して、自分でも緊張からくる動かなさだなと思っていた。順位みて驚いたが、とりあえず準決勝いけたので」と安ど。「準決では目標のタイム定めて、決勝に進められるように頑張りたい」と、うなずいた。

 ◆池江璃花子(いけえ・りかこ)2000年7月4日、東京都江戸川区出身。3歳から水泳を始め、五輪初出場の16年リオデジャネイロ大会では100メートルバタフライで5位に入賞した。日本選手権は17年大会で女子史上初の5冠を達成し、18年大会では6つの日本記録を樹立。同年アジア大会では史上初の6冠でMVPに輝いた。19年2月に白血病の診断を受け、20年8月に実戦復帰。東京五輪はリレー3種目に出場した。23年3月に日大を卒業。23年世界選手権では50メートルバタフライで5位入賞。171センチ。横浜ゴム所属。

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