ハンドボール男子日本が痛恨黒星 五輪2度金のクロアチア追い詰めるも残り0秒決勝ゴール被弾 五輪導いたジグルドソン前監督指揮の古豪との因縁戦落とす
「パリ五輪・ハンドボール男子・1次リーグ、日本29-30クロアチア」(27日、パリ南アリーナ)
1988年ソウル五輪以来36年ぶりの自力出場となった日本男子は、五輪切符獲得に導いた前監督のダグル・ジグルドソン監督率いるクロアチアと対戦し、過去五輪で96年アトランタ、04年アテネ大会と2度の金メダルを獲得、12年ロンドン五輪でも銅メダルを獲得している古豪に大接戦の末、敗れた。史上初の8強入りへ痛恨の1敗となった。
序盤から日本男子選手として初めて欧州CLでプレーした司令塔の安平光佑を中心にが巧みなテクニックで得点を重ねていった。中盤まで一進一退の攻防が続いたが、13-13から5連続で日本がゴールを決めて一気に突き放し、前半を18-13の5点リードで折り返した。
ただ、後半10分過ぎからクロアチアの猛攻を浴びて、一気に点差を詰められたが、追いつかれた後は粘りをみせていたが、29-29で残り30秒の攻撃を外してしまうと、クロアチアに残り0秒でサヨナラゴールを決められた。
ジグルドソン前監督が2月に電撃辞任した後、今季スペイン・バルセロナで欧州CLを制したカルロス・オルテガ監督が7年ぶりに復帰。選手選考では東京五輪後、主将を務めてきた東江雄斗が落選するなど、大改革を進めて、チームをさらに進化させた。