柔道 不可解判定にバブルファスはブチ切れ 技をかけたはずが→3回目の指導で反則負け 場内大ブーイング 角田は決勝進出も「誤審ばかり」

 「パリ五輪・柔道女子48キロ級・準決勝」(27日、シャンドマルス・アリーナ)

 21~23年世界選手権3連覇女王で、世界ランク4位の角田夏実(31)=SBC湘南美容クリニック=は、準決勝で18歳のバブルファス(スウェーデン)と対戦し、延長の末、相手の指導3つで勝利し、決勝進出を果たした。

 ただ3回目の指導を受けたバブルファスは両手を広げ、目を見開き抗議の意を示した。直前には技をかけて「待て」がコールされた直後の指導。組み合わないという指導で反則負けの裁定が下った。

 これには場内から強烈なブーイングがわき起こった。その後、審判に詰め寄るも判定は覆ることなく敗退。畳を降りた後も厳しい表情を浮かべながら引き揚げた。

 日本のXでも再び起こった不可解判定に「バブルファス選手の方が積極的に技をかけていったのに 非常に不可解だった」「バブルファス選手可哀想すぎる」「角田の勝利も素直に喜べない」「審判にはめちゃくちゃ抗議するけど角田選手には敬意表してくれて」「誤審ばかり」といった書き込みが多く集まった。

 それでも気持ちを切り替えて臨んだ3位決定戦では寝技で相手を破り、スウェーデン勢としては初のメダルを獲得。直後にコーチと抱き合うと大粒の涙を流した18歳に、客席から大きな拍手が送られていた。

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