衝撃敗戦で号泣の妹・詩に捧げた連覇 7時間後、歓喜の涙に変えた兄・一二三に感動の嵐「最強のお兄ちゃんだよ」「一二三お兄ちゃんカッコよすぎ」

 「パリ五輪・柔道男子66キロ級・決勝」(28日、シャンドマルス・アリーナ)

 世界ランク6位の阿部一二三(パーク24)が同8位・ウィリアン・リマ(ブラジル)に勝ち、五輪2連覇を達成した。

 圧倒的な強さを示した。準々決勝では、同7位のエモマリ(タジキスタン)に合わせ技一本勝ち。準決勝では同1位のデニス・ビエル(モルドバ)に延長で技ありを奪って決勝進出を決めた。

 妹・詩の思いも背負い、決勝に臨んでいた。大会前、一二三は「必ず兄妹での2連覇を達成する。この大会に向けて3年かけてやってきた。かなり成長した」と話したが、妹は2回戦で敗退。客席で見守った詩の無念を晴らすべく、最後まで集中力を切らさなかった。

 この日、2回戦までまさかの敗戦。兄妹連覇の偉業を絶たれ、号泣した妹の詩は観客席から快挙を見届けた。金メダルが決まると、涙を流しながら、拍手を送った。敗戦から7時間後だった。

 SNSでは「最強のお兄ちゃんだよ」、「一二三お兄ちゃんカッコよすぎぃ」と感動を呼んでいた。

パリ五輪最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス