快挙!加納虹輝が金獲得 なぜフェンシング強豪国に変貌?太田雄貴氏が解説「サポート体制が良くなった」

 「パリ五輪・フェンシング男子エペ個人・決勝」(28日、グランパレ)

 世界ランキング3位の加納虹輝(JAL)が同4位のヤニク・ボレル(フランス)と対戦。15-9で勝ち、金メダルを獲得した。フェンシング個人での金メダル獲得は史上初の歴史的快挙となった。

 北京五輪フルーレ個人で銀メダルを獲得した太田雄貴氏も現地で喜びを爆発させ、「今の日本は(フェンシングのメダル)常連国になっている。虹輝の勝利も嬉しいが、日本の勝利と思っている。地元の客も何も言えないくらい、こんなにかっこいい優勝はない。ずるいですね。かっこいい」と笑った。

 東京五輪では男子エペ団体で金メダル。太田氏は今回のパリ五輪について、「フェンシングは東京は金一個で満足したと思うが、メダルを何個も取るチーム。個人戦も団体戦もメダル取れる。複数個の金メダルを実現できる良いスタート」と自信ものぞかせた。

 強豪国と変貌を遂げている理由について、太田氏は「協会の体制もずっと、僕より前の世代の先輩方が積み上げてきたことが大きかったと思ってます。その上で、サポート体制もよくなった。JOC、国の税金で強くなっていったのが実態としてある。フランス人のコーチも3人いて、外国人コーチが4人いる状態を作れているのが良かった。あとナショナルトレーニングセンター、あれがあるかないかで全然違う」と説明した。

 加納の強さについても解説。「(他の選手より)15センチ、20センチ、背が低い。剣さばきと体幹の強さ。体操やってたのが良かった。体操で礎を作ったという感じがする。あれだけ体幹強いと攻め込まれてもぶれない。最終局面まで焦らず見られる。圧倒的でしたね」と絶賛した。

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