“シダマツペア” インドペアにストレート勝ちで2連勝 会場の声援に笑顔で応える バド女子ダブルス1次リーグ

 インドペアと対戦する志田千陽(右)、松山奈未組(共同)
 女子ダブルス1次リーグでインドペアと対戦する志田千陽(右)、松山奈未組(共同)
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 「パリ五輪・バドミントン女子ダブルス・1次リーグ」(29日、ポルトドラシャペル・アリーナ)

 “シダマツペア”こと志田千陽(27)、松山奈未(26)組=再春館製薬所=は1次リーグC組でインドのペアに2-0でストレート勝ちした。

 第1ゲームは序盤から優位に立つと、21-11で奪った。第2ゲームもコンビネーションよく相手を圧倒。21-12で連取した。試合後、2人はスタンドからの声援に、両手を挙げながら、にこやかな笑顔で応えていた。

 前日に行われた初戦ではオーストラリアのペアにストレート勝ちしていた。

 21年の東京五輪は逃したが、サポートとして帯同。今回の代表選考レースを日本勢トップで終えた実力派コンビは結成10年目での五輪で、16年の高橋礼華、松本美佐紀以来の日本勢金メダルを目指す。プライベートで「ちい」「なみ」と呼び合う仲良しだ。

 ◆松山奈未(まつやま・なみ)1998年6月28日生まれ、北九州市出身。両親、兄、姉もバドミントンに打ち込む一家で育つ。九州国際大付中、高出身で、3年時には世界ジュニア優勝。17年に再春館製薬所に入社した。趣味はヘッドスパ。1時間コースで開始10分で寝てしまうのが悩み。幼少期は水泳、エレクトーン、ピアノ、書道を習う。座右の銘は「努力は結果をもたらすわけではなく、努力は成長します」。166センチ。

 ◆志田千陽(しだ・ちはる)1997年4月29日生まれ、秋田・八郎潟町出身。姉の影響で6歳の時に競技を始めた。青森山田中、高出身。3年時は、インターハイ女子ダブルスで優勝した。16年に再春館製薬所に入社。パートナーの松山とは、14年からペアを組む。大のアイドル好きで、乃木坂46を卒業した山下美月が一番の推し。座右の銘は「なんとかなるし なんとかする」。162センチ。

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