スケボー女子 一夜明け会見のテーブルに輪島塗のタンブラー「パリからも頑張ってるよ」被災地支援に吉沢&赤間が笑顔

 「パリ五輪・スケートボード女子ストリート・決勝」(28日、コンコルド広場)

 初出場となった14歳の吉沢恋(ACT SB STORE)が269・49点で金メダルを獲得した。一夜明け会見に臨んだ吉沢は「1位になった嬉しさと驚きがあります」と語った。

 テーブルには輪島塗のタンブラーが置かれた。今年1月に起きた能登半島地震の被災地支援の一環で実施され、司会者は「パリからも頑張ってるよというメッセージを」と説明し、手にした吉沢と赤間は笑みを浮かべた。

 金メダルの吉沢は「ドーピングの検査があって帰るのが遅くなった。部屋入ってお風呂入ったあとはぐっすり寝れました」と語り、「初めてのオリンピックという舞台で緊張したりしていて、観客のみなさんが多い分、圧が滑るときもあったんですけど、応援してくれると考えて、すごくいい環境でやれている」と語った。

 吉沢はベストトリック4本目まで4位だったが、4本目に最高得点となる96・49点をマークし、逆転した。21年東京五輪を13歳で制した西矢椛に続いて同種目日本勢連覇を飾った。

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