大快挙の馬術 グリーンCのくだけ解説話題 僧侶選手大絶叫「すごいんだから!」「カッコイイよ、おっちゃん達」「いいもんみちゃった」
「パリ五輪・総合馬術団体・決勝」(29日、ベルサイユ宮殿)
日本は合計115・80点で3位となり、92年ぶりのメダルとなる銅メダルを獲得した。馬術では1932年ロサンゼルス五輪で優勝した西竹一以来、92年ぶり2個目のメダル。グリーンチャンネルで生中継された同競技だが、愛のある解説者の存在が反響を呼んだ。
解説を担当したのは馬術選手でもある佐藤賢希氏と布施勝。特に長野県出身の僧侶でもある佐藤氏は馬術愛が溢れ、テンション高く、くだけた口調の解説に視聴者を釘付けに。日本勢の好パフォーマンスに「あと5回見ませんか?」と興奮気味に語り、銅メダルには涙声で「取っちゃうんだから!すごいんだから」と絶叫した。表彰台に立つ姿に「日本からも拍手を送りましょう!」、「初老JAPAN、カッコイイですよ、おっちゃん達」と、ユーモアたっぷりに祝福した。
団体後の個人戦で日本だけでなく、各国の選手のパフォーマンスに温かい解説。さらに佐藤氏は自身の師匠でもあるドイツのミハイルの優勝に大興奮し、「いい顔してらぁ」「い~や~、いいもんみちゃったな~」と大興奮だった。
SNSでは「佐藤さんの馬術愛溢れる解説がとてもよい」、「実況解説のコンビが心地よかった」、「めちゃくちゃ興奮してて気持ちが伝わってくる」と反響が起こっていた。
日本は5大会連続の五輪出場となった大岩義明(nittoh)を筆頭に、戸本一真(日本中央競馬会)、北島隆三、田中利幸(ともに乗馬クラブクレイン)で挑んだ日本。最終種目の障害馬術を前に日本の北島隆三(乗馬クラブクレイン)の馬が馬体検査をクリアできず、20点を減点されたが、北島に代わってリザーブの田中利幸(乗馬クラブクレイン)が出場し、大きなアクシデントを乗り越えて、輝くメダルを獲得した。