体操男子 エース橋本大輝がまさか 2種目目あん馬で痛恨の落下 天仰ぐ 2種目目で中国逆転 王座奪還へ先行逃げ切りプラン崩れる
「パリ五輪・体操男子団体・決勝」(29日、ベルシー・アリーナ)
2大会ぶり金メダルを目指す日本は橋本大輝、岡慎之助、萱和磨、杉野正尭、谷川航の5人で挑んだ。
2種目目のあん馬で橋本が痛恨の落下。再開後もやや危ない場面があったが、なんとか最後まで演技を終えた。1点減点で得点は13・100点。演技後は天を仰ぎ、表示された得点を見つめ、悔しそうに顔を手で覆った。萱が14・366点、杉野が14・866点と好演技が続いていただけに、痛いミスとなった。しかし、終わった後にチームメートから「絶対にいける」と鼓舞され、うなずいていた。
2種目目を終えて、中国が86・098点、日本が85・598点で、0・5点中国がリードを奪った。
1種目目の床では最初の演技者だった萱が演技をまとめきり、14・000点をマーク。2番手は予選で精彩を欠いた橋本が、予選よりも大きく改善した演技で珍しくガッツポーズを連発。14・633点で、予選の13・733点から大きく得点を上積みしてきた。最後の岡も14・633点で3人の合計43・266点。中国は3人の合計が42・532点で、日本が0・734点リードしていた。