トライアスロン男子が延期 セーヌ川の水質悪化で スタート地点は黄土色で水面には泡も、知らずに集まった観客はぼうぜん

 スタート地点付近の水面(撮影・吉澤敬太)
 トライアスロンのスタート地点、アレクサンドル3世橋(撮影・吉澤敬太)
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 パリ五輪組織期委員会とワールドトライアスロンは30日、午前8時(日本時間午後3時)スタート予定だったトライアスロン男子は、スイム会場のセーヌ川の水質悪化のため、翌日31日に延期すると発表した。前日まで2日連続で公式練習も中止となっていた。

 ワールドトライアスロンによれば、26、27日に降った雨の影響などで水質が悪化。おおむね改善しているものの、まだ数カ所での測定値が制限値を超えているといい、「アスリートの健康が第一」とした。

 午前3時半から行われた水質に関する会議などを経て決まり、直前に発表されたとあって、知らない観客などは、スタート地点のアレクサンドル3世橋周辺に集まっていた。ある女性は「(試合は)今日よ。え、延期?(アナウンスは)なかったわ」とぼうぜん。悲しげな様子で会場を後にした。水は黄土色で、水面には小さな泡も浮いた状態となっている。

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