号泣の阿部詩を抱きしめた相棒が心境「詩を誇りに思います」イチオシの2ショ投稿も「何でこの写真?笑」
パリ五輪柔道女子52キロ級でまさかの敗戦を喫した阿部詩の練習パートナーを務める森和輝さんが29日、インスタグラムを更新。感謝の思いと心境を記した。
森さんは周囲への感謝を伝えたうえで、「毎日毎日パリオリンピックのことだけ考えてやり続けた3年間 背負う物が大きすぎても笑って前を向いて戦い続けた詩を誇りに思います」ときっぱり。エッフェル塔をバックに、泣きはらした目で呆然とした表情を浮かべる詩との2ショットも投稿し、「気持ちの整理は中々つきませんがまた一つ一つ乗り越えていこう」と前を向かせた。
森さんの投稿には激励のメッセージが殺到する一方で、泣きはらし呆然とカメラを見つめる詩の表情に反応する人も。「和樹なんでこの写真なの?」、「もっとマシな写真にしてあげなよ。笑」と問われ、森さんは「イチオシ」、「思い出です」と笑いも交えて全てを受け止めた。
森さんは、詩の兄・一二三と日体大の同期で仲の良い間柄。同3年時の18年全日本ジュニア選手権では55キロ級で準優勝するなどの実力も備え、詩が日体大に入学後に練習パートナーとなった。付き人としても支え、東京五輪の金メダル獲得に貢献した。
パリ五輪でも敗戦後の詩を近くで支え、兄の一二三が金メダルを獲得した際に詩が涙を流すと、優しく抱きしめる様子もあった。