残り10秒の悪夢 ホーバス監督は落胆「最後のファウルが大きいね」と悔やむ 八村退場の影響には首を振る

 試合を見つめるホーバス監督(共同)
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 「パリ五輪・バスケットボール男子・1次リーグ、日本90-94フランス」(30日、ピエール・モロワ競技場)

 世界ランキング26位の日本は開催国で同9位のフランスと延長激闘の末に敗れた。第4Q残り10秒で4点リードを守れず、大金星を逃した。日本は格上相手の敗戦で、2連敗となった。

 ホーバス監督は「大変です。結果出せなかった。最後(残り10秒での)のベンチ前のファウルが…。ちょっと大きいね。本当に悔しいです」と残り10秒での同点劇に落胆。延長で力尽きたが、「延長戦はみんな疲れたと思うから日本のバスケットをやって、とそういう話。うちはちょっと疲れたかな」と語り、八村退場の影響については首を振り「次の選手、12人には自信あります」と責めなかった。

 同じく、惜敗に河村も落胆。「勝てる試合だった。ポイントガードの僕がコントロールできず、自分に責任があります。勝つことが目標だったので、個人で勝たせられなかった」と悔やんだ。

 完全アウェーの中、奮闘した。大黒柱の八村塁に第4クオーターで退場処分。2度目のアンスポーツマンライクファウルの判定を受けて退場となった。

 ホーバス監督が抗議するも判定は覆らず。それでも河村が第3クオーターからスリーポイントを連続で決めて相手に生きそうな流れを引き留めた。そして八村退場後、スリーポイントを決めただけでなく、バスケットカウントを決めて一気に1点差。そして自ら切り込んで一時逆転となるゴールを決めた。

 残り10秒で4点をリード。勝利は目の前だったが、ここから3ポイントに河村のファウルでバスケットカウントを取られ、フリースローで痛恨の同点。延長に突入した。

 延長ではフランス優勢。ウェンバンヤマにバスケットカウントによる3点プレーを許すと、再びウェンバンヤマに3点シュートを決められた。日本は河村の3点シュートで追い上げるなど最後まで食らいついたが、力尽きた。ホーバス監督は「うちのバスケットはまだ終わってない」と、ブラジル戦を見据えた。

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