サッカー男子 日本は準々決勝でスペインと激突 3連勝で首位通過!細谷にゴール GK小久保また好セーブ連発

 試合終了間際、決勝ゴールを決め、ガッツポーズの細谷(ロイター=共同)
 後半、イスラエルのシュートを阻むGK小久保(左)=共同
 前半、セーブするGK小久保(下)=共同
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 「パリ五輪・サッカー男子・1次リーグ、日本1-0イスラエル」(30日、ボジョワール競技場)

 すでに2大会連続の決勝トーナメント進出を決めている日本は、後半追加タイムに途中出場のFW細谷が決勝ゴールを決めてイスラエルに勝利。3連勝でグループD組を首位通過した。準々決勝の相手は1次リーグC組の最終戦でエジプトに敗れ、順位が入れ替わって2位通過となったスペイン。東京五輪の準決勝で敗れた、因縁の相手との再戦となった。

 日本は第2戦のマリ戦からスタメン6人を入れ替え。ここまで2試合連続先発の細谷、主将のMF藤田、DF高井、DF関根がベンチスタート、FW斎藤、DF大畑がベンチ外となった。相手のイスラエルは勝ち点1で、1次リーグ突破には勝利が絶対条件だった。

 序盤はイスラエルのカウンターを食らい、ピンチの場面を迎えるもGK小久保が好セーブを見せるなどしのぎ切る。徐々にボールを回せるようになった日本は前半33分、FW佐藤が縦に運びペナルティエリア左から折り返しMF川崎がシュートを放つも枠の上。その後も試合を優位に進めたが得点を奪えず前半を0-0で折り返した。

 後半には2試合連続得点中のMF山本に代えてFW植中を投入。この交代で、MF荒木をこれまであまり起用してこなかった中盤の低いポジションに置くなど、中2日の過密日程の中で藤田ら主力を休ませる意図が見受けられた。

 ただ、後半32分にMF川崎が負傷し担架で運ばれて退場。藤田が変わってピッチに入った。さらに同じタイミングでエースストライカー細谷を荒木に代えて投入し、勝ち越しを狙った。

 同35分には自陣でボールを奪われ決定的なシーンを作られるも、小久保がビッグセーブ。さらに36分も同じような形でピンチを招いたがこれも小久保が右手一本で防いだ。すると後半追加タイムに、細谷がシュートを決めて先制。この1点を守り切り、日本は1次リーグ3戦を無失点で終えた。

 細谷は「2試合とも点取れなかったので、取っておいて良かったです。独特な雰囲気があって楽しいですし、すごく点を決められて嬉しい」と笑顔。スペイン戦へ「一回負けてる相手でもあるので、良い試合になると思うので良い準備をして臨みたい」と語った。

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