トライアスロン・高橋 不気味な泡&色のセーヌ川に「対策はしてない」「いろんな環境で泳いでるので」急な流れには「ビックリ」

 「パリ五輪・トライアスロン女子」(31日、アレクサンドル3世橋)

 高橋侑子(33)=相互物産=は2時間2分42秒で40位だった。協議後、セーヌ川の水質問題については「いろんな環境で泳いできているので(笑)」と笑みを浮かべながら語った。

 男子の競技が中止になった際、セーヌ川は濁り泡が浮いていた。雨が降った影響と発表され、はた目から見ればとても川に入って泳げると思えるような環境ではなかったが…。「与えられた環境の中でやって力を出す。それができたことは良かった」と言う。

 水質問題について「元から言われていたことではあったので。それは自分たちも与えられた環境を信じてやるだけだったと思うので。いろんな方面からあったと思うんですけど、開催していただけたことは選手としてうれしい面もありつつ。(中止になった)男子は大変だったと思いますけど、腹くくってやると思うので」と高橋。実際に泳いでみて「(臭いとか)そんなに気にならなかったというのが正直なところで。本当に私たちはいろんな環境で泳いできているので(笑)酸化不純物があったという時もあったので何とも言えないですけど、自分たちはGOサインが出たところで大丈夫だと信じてやった」と言い切る。

 だが出遅れた要因となったスイムで苦しんだのはセーヌ川の強い流れ。「こんなに流れが強いとは思わなかったですが、それは情報として分かっていた。強い選手は強いですし、そこが足りなかった。流れは元から強いと聞いていたので。ビックリするくらい。本当に流水プールというくらい。そういうのが少し自分は足りなかった」と試泳がなかったことも少なからず影響した。それでも「条件はみんな一緒なので」と言い訳は一切、封じた。

 報道陣から整腸剤などは?の問いに「対策はしてないです。特には(笑)」と語った高橋。環境に左右されない強さを持ち、レースを完遂した。

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