柔道男子 セルビアの柔道家が畳の上で涙 3度目の指導に猛抗議&握手拒否も…相手が寄り添い抱き合って涙腺崩壊
「パリ五輪・柔道男子90キロ級・2回戦」(31日、シャンドマルス・アリーナ)
第5試合で思わぬシーンが繰り広げられた。世界選手権を制した経験もあるセルビアのマイドフが、ギリシャのツェリディス対戦したが、3度目の指導を受けて反則負け。試合後、判定を不服として猛抗議を繰り広げた。
お互いに一歩もゆずらなかったが、4分間の本戦終了前に3度目の指導が審判から宣告された。直後、両手を広げて不服そうな表情を浮かべたマイドフ。畳の上を歩き回り、抗議の意志を示した。握手をうながされても拒否した。
会場が大きくどよめく中、審判も困った様子で寄っていく。すると相手のツェリディスがつかつかと歩み寄り、優しく抱擁。その瞬間、マイドフの涙腺が崩壊し、頬に涙が伝った。
異例の光景にスタンドからは拍手が漏れる場面もあった。