柔道男子 村尾三四郎の準決勝の相手は因縁のフランス勢 舟久保&橋本が完全アウェー状態の中で苦杯 逆風乗り越えられるか

 男子90キロ級準々決勝でUAE選手(右)を攻める村尾三四郎(提供・共同通信社)
 男子90キロ級準々決勝でUAE選手(下)を攻める村尾三四郎(共同)
 男子90キロ級準々決勝でUAE選手(右)を攻める村尾三四郎(共同)
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 「パリ五輪・柔道男子90キロ級・準々決勝」(31日、シャンドマルス・アリーナ)

 村尾三四郎(JESグループ)は、UAEのグリゴリアンと対戦。相手の反則勝ちで準決勝に進出し、メダル獲得に王手をかけた。準決勝第1試合ではフランスのヌガヤプハンボと対戦することが決まった。

 世界ランキングは低いが、大声援をバックに勝ち上がってきたヌガヤプハンボ。準々決勝では強烈な投げ技で勝利していた。今大会、フランス勢と日本勢は、女子57キロ級で舟久保が準々決勝でシジクと激突し、開始9秒で一本負けを喫した。同日に行われた男子73キロ級で橋本がガバと対戦したが、延長戦の末、微妙な判定で3度目の指導を受けて反則負けした。

 柔道人気が高いフランスとあって、会場で母国選手への声援はすさまじいものとなっている。29日も名前がコールされると、地鳴りが響くような大歓声がわき起こった。日本勢にとっては完全アウエー状態となり、異様な雰囲気での試合を強いられることになることが予想される。

 村尾は初戦を44秒で一本勝ち。準々決勝では一本勝ちの判定がビデオ判定で覆るハプニングもありながら、相手に隙を与えず、反則勝ちを収めて準決勝に進出した。

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