「パリ五輪・バレーボール男子・１次リーグ、日本３－１アルゼンチン」（３１日、パリ南アリーナ）

　初戦でドイツにフルセットの末敗れていた日本は、アルゼンチンをセットカウント３－１で下し、初勝利を挙げた。決勝トーナメント進出へ大きく前進した。

　直後、再び主将の石川がコート上に全員を集めて円陣を組んだ。初戦のドイツ戦後も敗戦直後に円陣を組んでミーティングを行っていた日本。この日は選手たちの表情から笑みがこぼれ、ブラン監督はセッターの関田を笑顔で抱き寄せた。

　指揮官は「大事な試合だと分かっていたので。１勝することがチームに自信をもたらすと感じていましたし、勝てて良かった」と目を細めた。ブロック、レシーブなどディフェンス面を評価し「戦う姿勢を示して戦えたことがよかった。タイトな試合になりましたけど、切らさずに勝てた事がよかった」。アメリカ戦へ「大事ですけど、きょうしっかり勝ったことで次に向けていい戦いができる」と力を込めた。